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ごあいさつ

一般財団法人NHKエンジニアリングシステム(*1) は、NHKが研究開発を通して創出した技術成果を広く社会に活用して頂くことを目的として1981年に設立致しました。これまで、数多くの新技術の実用化に資するとともに、放送以外の分野における応用も視野に入れた調査研究や技術移転をはじめ、NHKが保有する特許や技術ノウハウの周知・斡旋、技術者の育成など、幅広く取り組んで参りました。

 2015年3月末をもって衛星セーフティネットが終了し、放送の完全デジタル移行という大事業が完遂致しました。そして待望の2020年の東京五輪に向けて、スーパーハイビジョンや放送と通信の機能を融合させたハイブリッドキャストなど、放送セントリックな取り組みが進んでおります。 この一方で時を同じくして、次世代移動通信やIoTなど、放送メディアの進展と不可分な関係になるに違いない技術基準やサービスのグローバルな検討が進んでいます。
こうした、一つひとつの要素技術がノードとなって、メディア横断的な技術統合に向けた検討が進むという大きな流れの中で、当財団としてこれまで培ってきた映像・音響システムや伝送システム、アクセス制御技術などの専門性を活かして活動を進めて参りたいと考えています。
具体的には、8Kスーパーハイビジョンの撮影から記録、表示に至る映像システム技術を医療や防災、博物館等に活用するための研究開発を継続して推進して参ります。次世代の放送技術としての進展と、各産業分野における普及・発展のシナジー効果によるスピーディな展開を目指します。更に、次世代放送実現への足掛かりとするため、放送を受信するための技術やシステム環境など、放送の受信技術に着目した調査を進めたいと考えています。
これら取り組みのほか、人にやさしい放送を実現するための人間科学の知見など、当財団が有する専門性を余すことなく活用することで、広く社会に貢献したいと考えております。引き続きご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。



〔略歴〕
1980年 日本放送協会 入局
2012年 同 放送技術研究所長
2014年 (一財)NHKエンジニアリングシステム 研究主幹
2014年 同 理事
2015年 同 理事長就任



*1 公益法人制度改革に伴い2013年4月1日より「財団法人 NHKエンジニアリングサービス」から「一般財団法人 NHKエンジニアリングシステム」に移行、改名。