画像・映像処理技術2

SDRカメラのHDR化技術

従来の標準ダイナミックレンジ(SDR)規格に対応したカメラを、2016 年に国際標準規格になった高ダイナミックレンジ(HDR)規格に対応させる、カメラの高ダイナミックレンジ化技術です。

【利用分野】
 ・ 放送番組のコンテンツ制作における HDR への対応
 ・ 既存の映像制作設備・機材を用いた HDR 映像の制作
 ・ 放送用カメラや民生ビデオカメラの HDR への対応
 ・ SDR カメラで撮影した映像の HDR への対応

【特  長】
 1. SDRカメラを、信号処理回路の変更でHDRに対応させることができます。
 2. SDRで撮影された映像をポストプロダクションで、HDRに対応させることができます。
 3. カメラのイメージセンサーに備わるダイナミックレンジを最大限に活用します。

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【技術解説】
従来のテレビジョンの 10 倍以上の明るさを表現できる高ダイナミックレンジ(HDR:High  Dynamic Range)技術が、2016 年に ITU-R の勧告 BT.2100 として国際規格になりました。
しかし、現行の放送用カメラの多くは、従来の標準ダイナミックレンジ(SDR:Standard  Dynamic Range)の規格のみに対応するよう設計されています。そこで、SDR カメラで HDR の映像 を撮影するための方法や、SDR カメラで撮影した映像を HDR の映像に変換する方法などを提供します。

1. SDR カメラの HDR への対応
SDR カメラを、信号処理回路の変更で HDR カメラに改修するための方法(回路設計技術)を提供 します。改修の際には、カメラや撮像素子の持つダイナミックレンジを最大限に利用できます。また、ユーザーガンマを設定できるカメラでは、HDR に対応したガンマテーブルの提供も可能です。

2. ポストプロダクションでの HDR への対応
従来の SDR カメラで撮影した映像を、ポストプロダクションで HDR の映像にレベル変換することも可能です。ポストプロダクションにおけるガンマカーブの設計方法などのノウハウを提供します。また、HDR 化を前提とした撮影方法に関するノウハウも提供可能です。

66a-2.png図 SDRカメラのHDR化技術


【提供可能な技術】
 ・ SDR カメラを HDR 規格へ対応させる回路設計技術
 ・ HDR に対応したガンマテーブル
 ・ SDR で撮影した映像をポストプロダクションで HDR 信号へ変換する映像変換技術


≪キーワード≫ ガンマカーブ / 高ダイナミックレンジ(HDR)